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寺家キリコ祭り(珠洲市)


寺家キリコ祭りは9月第2土曜日の夜から翌日の朝10頃まで開催されます。かつて北前船で栄えた寺家のキリコは、高さ日本一の約16mというその大きさに加えて総漆塗りで金箔と彫り物の装飾で飾られた豪華さと美しさで日本一のキリコだと言われています。須須神社の別当は天台宗の寺院であったためキリコにもサルボボが多く飾られています。寺家キリコ祭りのキリコは車輪を曳いて移動しますので、かなりのスピードがでますが、神輿が招待された約50軒の家庭におよばれされながら周りますので待機している時間が長く町内を巡回するのに時間がかかります。キリコでは太鼓など鳴らしながら待機しますが,神輿が各家庭でのおよばれが終わると法螺貝が吹き次の家庭に向かう合図にしています。
寺家キリコ祭りでは夜のキリコも美しいですが、朝焼けを背景としたキリコも美しいですし、キリコ巡回が終わってからも須須神社で行われる火渡し(約100mの長さに敷かれた稲藁に火をつけて神輿が火の中を駆け抜ける)や、その後に行われるキリコの乱舞などの見所もあり、最後まで見逃せません。

寺家キリコ祭りは9月第2土曜日の夜から翌日の朝10頃まで開催されます。かつて北前船で栄えた寺家のキリコは、高さ約15mというその大きさに加えて総漆塗りで金箔と彫り物の装飾で飾られた豪華さと美しさで日本一のキリコだと言われています。


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寺家キリコ祭りの地図


蛸島キリコ祭りの見所

蛸島キリコ祭りの見所

蛸島キリコ祭りの見所

蛸島キリコ祭りの見所

須須神社にキリコが集合
すずし漁業協同組合寺家支所横にキリコが1台置いてあったので,すぐ横の駐車場でキリコが出発するの待っていましたが,一向に動きそうでは無かったので18:30に須須神社に行ってみました。須須神社にはキリコが1台だけ置いてありました。須須神社に祭りの関係者の人がいたので、各町のキリコは何時に動き出すかと聞くと22:00に須須神社に集合するということでした。
とりあえず寺家漁協に戻りました。戻った途端に雨が強くなって外に出られないので1時間30分ほど眠りました。
起きて少したつと雨足も弱くなってキリコは21:00に寺家漁港を出発しました。雨もほとんど上がって夜空に星も見えました。
キリコにはゴムタイヤがついていて、早足で歩いていても追いつかないような速さで移動を始めました。寺家漁協のキリコは最初から須須神社に待機していたキリコ以外では一番最初に須須神社に到着しました。21:45には4台のキリコが勢揃いしました。22:00を過ぎたあたりで、雷や稲妻が何度もなり、怪しい雰囲気になってきて、雨が降ってきました。でも雨は短時間で上がりました。
23:00に2台の神輿が出てきて、キリコ1台ずつ丁寧にお祓いの祭事が執り行われました。23:20に2台の神輿が出発し、続いて最初のキリコが出発したのは23:30でした。

寺家キリコ祭りのキリコの画像

寺家キリコ祭りのキリコの画像

寺家キリコ祭りのキリコの画像

寺家キリコ祭り 須須神社でのキリコ集合の画像

寺家キリコ祭り 須須神社でのキリコ集合の画像

寺家キリコ祭り 須須神社でのキリコ集合の画像

町内をキリコが巡回
神輿は、前もって来ることを希望していた家に1軒1軒寄ります。来て欲しいという家は祭りが大好きな家なので、祭りを早く終わらせないようにと意味もあり、神主様を接待してひきとめて、なかなか帰そうとしません。キリコは大きいので基本的には横道に入ることはありません。県道28号線(幹線道路)の神輿がいる場所に近くに待機しています。待機している間も太鼓や笛は止むことなく続けます。
神輿が次の家に移るときは、ほら貝を吹いてキリコに知らせます。
そいうわけで、キリコが移動するのは早いのですが、町内を巡回するのは、ゆっくりゆっくりということになります。
最初は須須神社から寺家漁協の方向へ進み、寺家漁港前には1:00に到着します。寺家漁港前の広場では1台1台キリコの乱舞が行われます。寺家漁港前の広場では食事休憩があり、2:00に須須神社方向に向かって進んで行きます。
1:30頃から再び雨が降り出してきて、漁港漁港横の駐車場に戻って、車の中で眠る準備をしました。雨の中を2:00に出発して須須神社方向に向かうのを確認して眠りにつきました。前日は浅い眠りでしたが、この日はかなり深い眠りにつきました。この後、朝まで強い雨が続いていたようです。
キリコ巡回は,この後ゆっくりゆっくりと翌日まで続きます。

寺家キリコ祭りでの町内キリコ巡回ルートは毎年交代で変わります。ある年に須須神社から寺家漁港方面を先に巡回したとすると,翌年は須須神社からみさき小学校方面を先に巡回するという具合です。

寺家キリコ祭りの町内巡回の画像

寺家キリコ祭りの町内巡回の画像

寺家キリコ祭りの町内巡回の画像

朝日を背景にキリコが休憩
5:00に起床して、再び、寺家キリコ祭り見学に出かけました。キリコ祭りは夜も良いですが、朝も見所があり見逃せないのです。
5:10に出発する頃には、雨もちょうどあがりました。キリコがどこにいるかは、太鼓や笛の音ですぐにわかります。この時間になると結構明るくなってきていました。5:25にキリコの行列を発見しました。あれだけ雨が続いていましたが、キリコを曳いている人の服(どてら)はびしょ濡れというわけではありませんでした。途中で着替えしたりする人もいますが,どてらはすぐ乾くので,そのまま乾くのを待って着たままの人もいるようです。
5:50頃には朝日が昇り朝焼けがきれいになってきました。その時間には、清治川橋の近くで、休憩をとっているのですが、道路がカーブになっていて朝日と朝焼けをバックにした4台のキリコが構図良く配置し、とても美しい光景でした。当日の朝日と朝焼けは格別に美しく、地元の人が何十年も祭りをやっているが、こんなに朝日と朝焼けが美しい寺家キリコ祭りは初めてだと言ってました。

寺家キリコ祭りの朝日を背景にキリコの画像

寺家キリコ祭りの朝日を背景にキリコの画像

寺家キリコ祭りの朝日を背景にキリコの画像

須須神社に戻り神輿の火渡しとキリコ乱舞
6:50に須須神社前にキリコが到着しました。神輿の火渡しは予定では7:00になっているけど毎年遅れるとのことでした。
7:20に一度、1台のキリコが鳥居の横を通って須須神社の参道に入ったのですが、ここで1人の人がクレームをつけて口論が始まりました。どうも神輿がまだ家を周り終わってないので、キリコが神社内に入るのは間違っているという事だったようです。
結局、キリコは須須神社の外に一旦出て、須須神社の前の通りを何度も往復しながら神輿が須須神社に入るのを待っていました。
7:40に神輿が須須神社の参道に入って、続いてキリコが須須神社の参道に入り、7:55に4台のキリコが須須神社の参道に揃いました。
同時に約100mの長さに敷かれた藁に火をつけて2台の神輿が火の中を通りました。火のついた藁の上を走るのは熱いので、駆け足で通り抜けます。神輿が駆け抜けた後、地元の火から、藁の火が残っているから、もう一度戻るように促され、今度は逆方向に駆け抜けました。再び、地元に人から、もう一度通るように促され3度目の火の中の通る抜けが行われました。藁の敷かれた中間ぐらいの場所にいたので、両側から駆けてくる場面を見ることができました。
5分間の火渡しが終わると8:05から1台のキリコが須須神社前の広場に入り回転などの乱舞がはじまりました。すこししてから2台目のキリコが広場に入場し、2台一緒に乱舞を行いました。須須神社前の広場の最後のキリコ乱舞は2台ずつで行われ8:40には今まで乱舞していた2台のキリコは参道のほうに戻り、残りの2台のキリコと入れ替わって乱舞が続けられました。結局10:00ごろまで祭りは続けられたようです。

寺家キリコ祭りの神輿の火渡しの画像

寺家キリコ祭りの神輿の火渡しの画像

寺家キリコ祭りの神輿の火渡しの画像

寺家キリコ祭りの須須神社のキリコ乱舞の画像

寺家キリコ祭りの須須神社のキリコ乱舞の画像

寺家キリコ祭りの須須神社のキリコ乱舞の画像


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